なんか股関節に違和感があって眠れないな。

あら、大丈夫かしら。具体的にどこがどんな感じなの?

鼠径部っていうのかな。太ももの付け根の内側の部分が詰まっている感じがするというか、もぞもぞするというか。

もしかしたら梅毒の初期症状かもよ!?ちょっと見せてみて!

えっ!?

う~ん。腫れてもないし、しこりとかもないみたいだから梅毒ではないかなぁ。

う・・・うん。この前検査したばっかりだし、さすがにね。。。

その油断が性感染症を広げるのよ!

そ、そうだね。(もう鼠径部の違和感なんてどっかいっちゃった…)
それはそうと梅毒の初期症状ってこんなところに出るの?

私も感染したことがある訳じゃないし、お医者さんじゃないから知識でしか知らないけど、梅毒が陰部に感染した場合は鼠径部のリンパ節に腫れが出ることが多いみたい。

当サイトは医療情報を掲載するものではございません。サイト内に出てくる性病の症状などに関する表記はすべて厚生労働省がWEBサイトに掲載している情報を元にわかりやすくまとめたものとなります。情報の正確性や完全性、有用性を保証するものではなく、記事の内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。正確な情報を得るには医師の診察が必要になります。

陰部に感染した場合ってことは、陰部以外にも梅毒は感染するってこと?

うん。梅毒は細菌だから色々な粘膜や傷口から感染する可能性があるの。
陰部以外だと口や肛門が主な部位かな。

口から感染した場合も鼠径部のリンパ節が腫れるのかな?それとも首まわりのリンパ節が腫れるのかな。

ごめんなさい。そこまでは私もわからないわ。
ただ、感染初期は第一期と呼ばれていて、感染部位にしこりができることもあるみたい。
このしこりと、リンパ節の腫れが梅毒の初期症状の特徴なの。

そっか。でもリンパ節の腫れなんて風邪っぽい症状でも出るし、しこりもよっぽど大きくなったりしないと気がつけないよね。

一応、口内炎みたいな感じになるから、性器にそれができれば「おやっ?」とは思うとは思うけど、痛みも痒みもないことが多いというのも特徴なの。

それだったらちょっとは心配で病院に行こうと思う人もいるかもね。

でも、治療しなくてもしばらくすると症状が治まって行くんだって。

え、、、それじゃあ異変に気がついていたとしても治ったと思っちゃうよね。。。

うん。それがまた梅毒の患者数が爆発的に増えている理由の一つかもね。梅毒の初期症状を知ってる人なんて多くないだろうし。。。

そうだね。僕も梅毒ってなんとなく怖いイメージを持ってるけど、死んでしまうようなイメージはないしなぁ。

昔は抗生物質がなくて治療法が確立されてなかったから、多くの人が梅毒で命を落としてたみたいだけど、近代ではきちんと治療すれば怖い病気じゃないわ。
それに、次の症状が出ると多くの人は病院に駆け込むから治療が遅れることはかなり稀なケースみたいだけどね。

病院に駆け込むほどの症状って…。

梅毒の初期症状(第一期の症状)は硬性下疳と呼ばれるしこりと、それが潰れてできる潰瘍が特徴的です。

少しショッキングな写真が出てきますが、画像検索をして似たような症状(ひどい口内炎のような)が見られる場合は直ぐに病院に行くか、検査をすることをおすすめします。

梅毒感染の第二期は全身に発疹ができます

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梅毒は第二期に入ると全身に発疹ができます。

感染部に関わらず全身に出るの?

そうみたい。手のひら、足の裏、体、腕、太もも、口、性器などなど。ほんと全身みたいね。
細菌・病原菌が全身にまわって反応が起こるということみたい。

うわっ。つい画像検索しちゃった。
これはさすがに病院に行くね。。。

うん。だから昨今では重症化する前に治療できることが多いんだけど、それでも放っておいたり、梅毒じゃない違う病気だと思い込んだりすると危険な状態になってしまうね。

この状態で放っておける人がいるんだ。。。

他の自然治癒する怖くない病気だと思い込んだり、病院になんらかの理由で行けないとか事情は様々だと思うけどね。
それにこの症状も数週間くらいで消えてしまうこともあって、治ったと勘違いすることもあるみたい。

そして放っておくと第三期に入ると。

その通り。どの状態を3期としているかは資料によって少し差があるんだけどね。

「少し気になるけど痛くも痒くもないから病院に行ったり検査したりするのは発疹が出てからでいいや」などと放っておくのは感心しません。

その状態でも十分な感染力を持っていることを知ってください。

一人一人の適切で前向きな行動が性感染症の拡大を食い止めます。

梅毒の第三期は静かに全身を蝕んで行き、第四期に入ると死亡リスクも。

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第三期っていよいよヤバそうだね。。。

第三期は、症状が出ない、もしくは発疹が出たり治まったりを繰り返しながら感染から3年以上が経った状態で、皮膚・筋肉・骨にゴム腫という腫瘍ができたり結節(発疹の分類の一つ)ができたりするみたい。

第二期の症状が治まってしまって、そのまま症状が出ずに進行したとしたら恐ろしいね。
そうなる前に会社の健康診断とかでわかったりすればいいのにね。

そういう動きもあるみたいだけど、まだまだこれからみたい。

それをさらに放っておくとどうなるの?

感染から10年以上になると第四期になって、次は心臓や血管、骨、神経、脳まで症状が出始め、そうなるといよいよ命にもかかわってくる感じね。

そこまでなってしまうのは稀だとわかっているけど、自分はそうなる前に絶対に気がついて病院に行くって胸を張れるかと言われると、症状の重さによってはもしかしたら。。。

発疹は結構インパクトの強い症状だから普通は大丈夫だと思うけど、アトピー性皮膚炎の人とか、普段からアレルギー症状が出るのに慣れてしまってる人なんかは梅毒の可能性をまったく考えないまま時間が経ってしまうことはあるかもしれないね。

そうならないためには正しい知識と、あとは感染を広げないようにすることが大事だね。

初期症状で梅毒を見抜くは難しいけれど、梅毒だと診断されたら身近な人に検査をうけてもらう勇気が必要

感染を広げないようにするためには、早い段階で検査をして、感染に気がつき対処するのが大事なんだけど、梅毒の場合、第一期の初期症状で気がつくのはかなり難しいかもしれないね。

でもその状態でも感染力はあるんだよね?

もちろん。その気がついていない状態というのが一番危険ね。

うーん。症状が明らかに出てる訳でもない状態で、性交渉をしたからといって常に梅毒を疑うのも現実的ではないよね。難しいな。

コンドームとかで防げればいいんだけど、残念ながら性器だけから感染する訳じゃないからそれも難しいの。

じゃあもう少しでも怪しいとか不安だと思ったら検査するしかないかな?

うん。そう思う。あと、これはちょっと言い難いけど、感染してしまったら仕方ないと思うの。
問題ないのはその後の行動かな。

と言うと?

これは梅毒に限らず他の性感染症にも言えることなんだけど、感染に気がついたら、少しでも早く自分が感染させてしまった可能性がある人に検査をしてもらうことが重要だと思うの。

例え自分が初期で気がつけなかったとしても、大切なパートナーや身近な人に検査をうけてもらうことで感染拡大の可能性を少しでも減らすことができるんじゃないかと思うの。

自分が気がつくのが遅かった場合は過去のパートナーにもってことだよね。

そうだね。そもそも連絡するのすら気まずい場合も多いうえに、とても伝え難いことだけど、もしかしたらその過去のパートナーから感染した可能性も考えると、その元パートナーが感染を広げないようにするためにも大事なことよ。

なんかもう、恋人関係を解消する前は必ず性病検査をうけてから別れた方がいい気がしてきた。

そうかもね。ブライダルチェックみたいな名称で、結婚前に調べることはあるみたいだけど、言われてみればその時点は既に遅いよね。

「性病検査してから別れよう!」

う~ん。。。やっぱり別れる相手にそれを理解してもらうのはなかなか難しそうだね。。。

性感染症は自分が感染源にならないのも大事ですが、感染していることがわかったら身近な人にも検査をしてもらって拡大を食い止めることも非常に大事です。

「自分が梅毒だったからあなたにも感染している可能性があるので検査して欲しい」

この一言がどれほどの勇気が必要かはわかります。

しかし、その勇気ある一言が梅毒の感染の拡大を食い止めることに繋がるのです。

「検査をうけて欲しい」だけじゃ僕なら病院には行けないかも。

じゃあどうすればいいの?

検査キットを渡されたら直ぐにでも検体採取できると思う。お金の問題とかじゃなくて、時間とか手間とかの問題で病院には行ってくれない人は多いんじゃないかなと思う。

残念だけどその通りかもしれないね。検査キットを購入して相手に渡すのが早いかもね。

第二期の症状が出ていたら迷わず病院に。第一期の初期症状が疑われる場合も病院に。

結局病院じゃん。。。

そりゃそうよ。骨が折れてるかもしれないのに病院に行かない人はいないでしょ。

まぁそうだけど、ほら病院って行きにくいじゃん。しかもあれでしょ、下半身を見せるんでしょ。

性器に症状が出てる時はそうでしょうね。

痛みも痒みもない状態の第一期の初期症状で病院に行くのはちょっとハードルが高いと思う…。
郵送型の検査キットで自分で検査もできるよね?

もちろんできるけど、そこまで疑わしい症状が自覚できてるなら病院に行った方が二度手間じゃないとは思うけど。

自分でもよくわからないんだけど、これは理屈じゃないんだよね。
さすがに第二期の症状が出てたら驚いて病院に行くとは思うけど。

まぁ検査をしようと思ってくれるだけ良い方だとは思うよ。
梅毒の郵送検査キットを提供している会社を紹介するね。

梅毒検査キット
GME 梅毒検査 スタンダードパッケージ4,500円
さくら検査研究所 梅毒検査3,860円
予防会 梅毒定性(抗体検査)3,550円
ふじメディカル 梅毒検査(通常配達)3,500円
STD CHECKER 性病検査STDチェッカー タイプK(男女共通)梅毒検査キット3,300円

これくらいの価格なら病院に行って下半身を診て貰うよりも自分で検査して、梅毒だと確定してから観念して病院に行く人は多い気がする。

でも絶対約束して欲しいのは、検査結果が出るまでは感染の可能性がある行為はしないで欲しいってことかな。
性行為はもちろん、キスや飲み物の回し飲みなんかも感染の危険はあるの。

そうだよね。。。

今は郵送型の検査もとても早く検査結果がわかるようになっているけど、それでも今すぐ病院に行く方が早く結果がわかるから、感染を広げてしまうリスクも下げられるの。

わかってはいるんだけどね。。。

当サイトは郵送型の性病検査キットを紹介するサイトですが、病院へ行くことを一貫して薦めています。

それでも健のようにどうしても病院に足が向かない人がいることも知っています。そんな人のための郵送型キットでもあると思います。

最善策がとれなくても、少しでも検査を早くして感染の有無を確認できるようになれば、性感染症の拡大を抑えられるものと信じています。

梅毒の4段階の症状まとめ

当サイトは医療情報を掲載するものではございません。サイト内に出てくる性病の症状などに関する表記はすべて厚生労働省がWEBサイトに掲載している情報を元にわかりやすくまとめたものとなります。情報の正確性や完全性、有用性を保証するものではなく、記事の内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。正確な情報を得るには医師の診察が必要になります。

第一期

感染部位(陰部・口・肛門など)にしこりができ、やがて潰瘍ができます(硬性下疳)。(※写真を見る限り私たちにはひどい口内炎のような症状に見えます。)

痛みや痒みを伴わず、数週間で自然に消えてしまうこともあって治ったと錯覚してしまいます。

このとき、鼠径部のリンパ節が腫れることがあるそうです。

第二期

全身に発疹が出ます(この発疹はバラ疹と呼ばれます)。頭部に発疹が出ると毛が抜けるなどの症状も出るようです。

風しん、麻しん、アトピー性皮膚炎、アレルギーなどの症状に間違われることもあります。自己診断は非常に危険です。

第三期

皮膚・筋肉・骨にゴム腫という腫瘍ができたり結節(発疹の分類の一つ)ができたりします。

第四期

心臓や血管、骨、神経、脳まで症状が出始め、死亡リスクも出てくる状態です。

第一期の状態で疑いを持ってここを読んでくれている人は本当にすごいと思う。
ぜひ、直ぐに病院に行くか、病院が難しければ自分で検査してみて欲しいと心から思っています。

第二期の症状が出てビビってるそこのキミ!悪いことは言わない。検査キットを探すんじゃなくて病院に行こう!

たまにはいいこと言うのね。

直美おすすめの梅毒検査はこれ!

梅毒の検査だけをやるのもいいけれど、採取する検体が同じHIVの検査も一緒にしてしまうのがおすすめです。STD CHECKERのHIV(エイズ)・梅毒・B型肝炎検査キットなら更に肝炎の検査もできちゃいます。