HIVの検査って郵送検査でもできるのかな?
もちろんできるけど急にどうしたの?
この前の異業種交流会でアダルトビデオの男優さんがいて定期的に病院で検査してるって言ってたんだけど面倒じゃないのかなぁと思って。
それもお仕事のうちだから面倒とは思わないんじゃないかな。
病院での検査の方がなんだか安心するっていう人も多いんじゃない?
そっかぁ。僕なら断然、家で出来る方が嬉しいけどねぇ。
検体をポストに出すのも面倒くさがる人がよく言いますね。
・・・。
それはそうと、HIVの場合、病院と郵送検査以外にも受けられる場所があるって言ってたけど本当?
全国のいわゆる「保健所」と呼ばれる場所で検査してくれるみたいだね。
日時が決まっていたり、予約しなきゃ駄目だったり、、、とても健に向いてるとは思わないけど。。。
でも無料ならちょっと考えてみたいかも!
HIVの検査は保健所でうければ無料?
全部の施設を調べた訳じゃないけど、無料で検査できるところが多いみたい。
あわせて他の感染症も調べて貰おうとすると数千円で検査してくれたりというところが多いみたい。
えー、それなら僕も保健所で検査してもらえばよかったかなぁ。
残念ながら私たちが住んでる場所からは遠い場所しかなかったよ。
あと、日時も平日の昼間だったり不定期だったり、ちょっと気合が必要だよ。
そっかぁ。でも平日に休みがとれる人とか、保健所が近くにある人にはいいのかもね。
そうだね。でも健の場合、それでもきっと行かないと思うけど。
え?なんで?
匿名だけど人と顔を合わせることはある
健が病院で検査をうけたくない理由はなんだっけ?
うけたくないんじゃなくて面倒なだけなんだけどね。
病院を探したり、休みに時間を作ったり、問診票を書いたり。。。
うんうん。他には?
う~ん。あと、病院の待合室の雰囲気も苦手かな。性病の検査をしに来ているなんて誰にもわからないだろうけど、なんとなく気にしちゃう。
そう。まさにそれ。
どこかに行って検査をする場合、どうしても誰かと接することになるの。
他の患者さんと顔は合わせなくても、受付の人とか先生とか看護師さんとかね。
う~ん。たしかに。
恥ずかしがることじゃないのはわかってるけど、僕はちょっと苦手かも。
保健所でも(特定の)性病の検査ができることは知っておく必要があることだと思います。
ただ、サービス業という訳でもないのでアクセスが悪かったり、時間も決められているので、すべての人におすすめできるかと言われればそうでもありません。
HIVとエイズは違うもの
保健所ではエイズの検査もできるのかな?
健はHIVとエイズの違いを理解してる?
う~ん。違うものだっていうのは知ってるんだけど詳しくは説明できないや。
エイズはHIVが増殖した結果、様々な疾患にかかりやすくなって、指定の23の疾患のいずれかを発症した場合にエイズと診断されるの。
ということは「エイズである」という検査は簡単にはできないってことだよね。
そうだね。このサイトにも「エイズ 検査」といったキーワードで来てくれる人も多いんだけど「エイズかな?」ではなくて「HIVに感染したかな?」って心配するのが正しい感じだね。
じゃあエイズの心配がある人はHIVの検査をまずはうけるのがいいんだね。
逆に言えばHIVじゃなければエイズじゃないって言えるのかな?
そうだね。エイズの定義自体がHIVが免疫細胞に感染していることが前提になっているからそう言えるかな。
HIV検査の時期と症状の矛盾
実はHIVに限らずなんだけど、性病の検査は検査をうけるタイミングが重要だったりするのは知ってる?
え?だいたい早期発見がいいってよく聞くけどそうじゃないの?
早期発見がいいのはその通りなんだけど、検査するのが早過ぎるとその早期発見ができない場合があるの?
ん、、、どういうこと?
あんまり難しく言うと読むのが嫌になっちゃうと思うから簡単に言うと、郵送検査で可能な検査方法の場合、HIVに感染してから三ヶ月くらいは検査では発見できないの。
ええぇ。。。心配だから直ぐに調べたいのに三ヶ月も!?
そうなの。しかもHIVの感染初期ほどそれっぽい(風邪やインフルエンザのような)症状がでるのにも関わらず、HIVの検査して陰性だったとしても感染自体を完全に否定するのは難しいの。
もちろん個人差はありますので、安心のために複数回の検査をうけるという選択肢もあります。
心配のあった行為から一ヶ月程度の検査で陰性であれば「感染の可能性は低い」と言えますが、無いとは断言できません。
二ヶ月後であれば「可能性は非常に低い」と言えますが、まだまだ断言はできません。
三ヶ月後以降であれば「その行為での感染の可能性はない」と言えるでしょう。
病院では郵送検査とは違い、「NAT検査」という手法の検査をすることができ、 これは少し高めの料金設定になっていることが多いようですが、約2週間後から受けることが可能です。(結果が出るのには1週間程度かかります)
早期発見の重要性
感染直後は検査でHIVであるかを調べるのは難しいけれど、それでもHIVの早期発見はとっても大事なんです。
エイズは治らない病気っていうイメージなんだけど。
医学はどんどん進歩しているから、ここに書くこともどんどん正しくなくなっていってしまうけど、健が言うようにエイズを発症していることに気がつくのが遅かった場合の予後はあまりよくないみたい。
エイズの発症前、HIVの感染がわかれば治せるってこと?
治せるというところまではまだいってないみたいだけど、HIVの増殖を抑えることは出来るようになってきてるみたい。
しっかりと服薬を続ければ普通の人と同程度の寿命が期待できるし、日常生活での感染リスクも著しく下げることができるんだって。
そっか。じゃあなんとしてでもエイズ発症前にHIVの感染を早期発見したいね!
おすすめの郵送型のHIV検査
なんかテレビショッピングみたいな流れになっちゃったけど、健みたいに病院に行ったり、保健所に行ったりするのが苦手な人におすすめな郵送型のHIV検査を紹介します。
HIV検査キット(男女共通) | |
---|---|
GME | HIV検査4,810円 |
さくら検査研究所 | HIV(エイズ)検査3,860円 |
予防会 | HIV(抗体検査)4,060円 |
ふじメディカル | HIV(抗原・抗体)検査3,500円 |
STD CHECKER | タイプJ(男女共通)HIV(エイズ)検査キット(第4世代)5,060円 |
少し料金に差があるね。
そうだね。でも安いから駄目という訳でもないから、サポートとか説明のわかりやすさとかを比べて気に入ったものを申し込むといいかなと思うよ。
それなら僕はSTD CHECKERのタイプJ(男女共通)HIV(エイズ)検査キット(第4世代)がいいかな!
なんでそれがいいの?
なんか「第4世代」とかカッコいいし、それにやっぱり安いのはちょっと不安もあるから。
今、安いのが悪い訳じゃないって説明したばかりなのに。。。
まぁでもそういう決め方もアリかもね。
HIVの感染からエイズを発症するまでの間には無症候期という、自覚症状のない期間が数年〜10年以上続く場合があります。
明らかな心配がある性行為の後には検査をした方がよいことはそのままですが、それ以前の性行為でも「もしかしたら?」と思うものがあれば検査してみるといいかもしれません。
エイズの発症前にみつけることができれば、現代の医学ではHIVの増殖をある程度抑えることができるようになっています。
少しの勇気と、わずかな行動力と、多少のお金が、あなたとあなたの大切なパートナーの命を救うことになるかもしれません。
こんな長文をここまで読んでくれるほど悩んでいるのであれば、検査することをおすすめします。
今回、本当は直美が健に薦めたかった検査キットはこれ!
HIVの検査は血液を検体として採取するので、血液検査でわかるものは同時に検査してしまうとお得です。
なのでみなさんにはHIVの単体検査だけでなく、GMEの血液4種検査か、STD CHECKERの性病検査STDチェッカー タイプO(男女共通)も比較検討していただけたら嬉しいです。これらは梅毒や肝炎の検査も一緒にできるものです。